朝から曇り空。
うちを出て駅に向かっていると、ちょうど駅行きのバスがきた。それに乗って、駅到着。
8時20分の電車に乗って、京都を目指す。
京都に着いてから、地下鉄、バスの一日乗車券を買って、地下鉄に向かう。
京都から四条まで乗り、降りて地下通路を歩いて河原町まで行く、新京極まで行けばアーケードがあるので濡れずにすむと考えた。
これは的中で、醍醐に行くまでほとんど傘は差さなかった。
新京極に出て、そめどの地蔵を眺めて、錦天満宮、永福寺、誠心院、誓願寺、矢田地蔵尊、天性寺、本能寺、と巡る。
途中、いつもの眼鏡屋「眼鏡研究社」で、相方のめがねの修理依頼と自分の眼鏡を新調、今度の眼鏡は渋さが五割り増しのハズ。
京都市庁舎前まで、歩いてきて、そこから地下鉄東西線に乗って醍醐まで行く。
醍醐で降りたら、雨で盆地特有のえげつない寒さがしていた。
そして駅周りは新興住宅地であった。どこに寺があるのか判らん、道案内の矢印に従い、新興住宅地を抜けると、そこには山と寺があった。昼過ぎておなかが減ったのでご飯にしようと思ったが、店がない、唯一開いていた喫茶店で、エビピラフを注文、なかなかおいしかった。食い物は本当にないので、天気が良いときは弁当持参がよい気がする。

醍醐寺の受付で三枚綴りの券を買って、三法院を拝見、いい、ここはいい、建物と庭の調和がいい、川が流れ、池があり、滝もある。雨の風情がこの庭の良さを引き立てている。一番奥には快慶作の弥勒様がいらっしゃる。ここでしばし座り込む。
三法院を出て、本殿、金堂などがある奥に移動、山門は補修中だった、建物は五重の塔を筆頭に素晴らしく、その中には四天王、一二神将など木造多数、見所いっぱい。ただし、弁天堂は橋が老朽しており、立ち入り禁止になっていた。残念。
そして、最後に春の特別公開、霊宝殿へ、ここは広い、ゆったりと仏像、曼陀羅、掛け軸が堪能できる。
せっかくいいスポット満載なのに、やたら目ったら、Don't photographとかいてあるのは少々寂しい、お庭なんて毎日変わってゆくものなんだから、誰かが記録しておいたものが、いつか一つになり大絵巻になるかもしれないのに、ネットがあればそういうことも出来るっしょ、むしろそういうサーバ用意して、日々の庭の写真を募集するくらいの気概が欲しい。
仏像とかそれ個として価値のあるものが撮影禁止なのは、判らんでもないけれど、庭は開放して欲しいと思うなぁ。もし禁止の理由が写真を撮る人のマナーの悪さで、禁止になったのならやりきれないねぇ。
このあと上醍醐にもいこうかと思ったが、雨のぬかるみの中、山道一時間は無謀と考え、おとなしく撤収。
眼鏡を回収して、錦通りを通って、烏丸御池の駅まで行く途中、頂法寺、六角堂という不思議な寺をみかけた。本日のねこ発見、かわいい地蔵の前で座っているですよ、あと一歩、あと一歩と興奮してにじり寄ると逃げられた。このシーンは心の中だけになった。そのあと茂みから顔を出しているのは押さえた。

地下鉄で京都まで移動し、京都駅から新快速で地元まで移動。
そこからバスに乗って、実家到着。

これをかいてる最中、前の道路では、珍走が誰かにかまって欲しく今日も、ぶーぶー走っていた。いつの時代もいるんだねぇ。

Leica M8 +ELMARIT28mm/V5