2001年 散策記 前期



6/21イタリア・ルネサンス 宮廷と都市の文化展/国立西洋美術館
古き良きイタリア絵画をたくさん見ることが出来ました。
実物以上にリアルに再現された服のディティールなど、目をみはることが多いです、反面人間の表情はちょっと無表情で不気味ですよね。
概ね満足な展示でした。

常設ブースにおいて、数年ぶりに見る素描展で、G・モローの「象」「聖チェチリア」を観ることがは出来ました。
常設部分は人が少ないし、ほんとに良い絵画がそろえてあります。

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6/21アール・ヌーヴォー展/東京都美術館
日本でも馴染み深い、アール・ヌーヴォーの作品を堪能してきました。
自分の感覚的にやり過ぎだろうと思う作品も多いですが、そんなかで、渋く、静謐な作品を見つけると、妙に落ち着いた気分になって良いものだと思う。
ドーム兄弟のガラス作品が好きです。
他には、メトロの入口を再現したところも凄かったです、壁にポスター貼ってあるのも、良い感じでした。

展示内容は、概ね満足でしたが、平日の昼間に行ったため、おばさんたちが多くて、ちょっと観るのに疲れました。

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5/26ベネツィア絵画展/上野の森美術館
照明はおおざっぱ、展示もおおざっぱ、何考えて、この空間にこの絵を配置したのか、判らなかった。
具体的には、全体的に絵は低い位置にあり、収容人数とのバランスが取れてなく、見づらい、照明は明るすぎて、絵のもつ影の部分を消し去ってしまい、情緒が無かった。

もう少し客の視点で、絵のもつ本質を見れば、展示方法は変わってくると思う。それだけで、数段良い展示になったであろうと思うと残念だ。

それと、入場料1300円は高過ぎです。
チケットをもいだ箱を見ると、招待券と当日券の比率が半々のようだったが、招待券を乱発するのは止めて欲しい、正規の料金で入った自分が馬鹿みたいにい思えるし、場内に無意味な人があふれるだけで、何も良いことは無いと思う。
本当にその絵を見たい人が、料金を払って観に来る環境を整備すべきだと思う。


5/26ルドン展/小田急美術館
深い深い蒼、ルドンの絵で印象的な、色だ。そういう色を期待して、見に行ったのだが、会場に入ってすぐのところには、木炭で書いたなんとも地味な絵が展示されていた。これはこれで味わい深いのだが、ちょっと肩すかしを食らった気分。

しかし、徐々に色彩豊かになっていき、最後の部屋には、あふれる色彩と幻想的な絵画が展示されていた。狭い美術館ですが、展示方法照明がほんとに考えられていてとっても良かったと思う。



美術館の壁の説明書きの中に
「私にとって、幻想とは、現実の積み重ねである。」ルドン
みたいな言葉があった。
その言葉を実践するように、ルドンの絵は、幻想だけでなく、現実を見詰めた絵も多いことに気がついた、自分の知っていたルドンは、一面でしかなかったのだ。
昔から幻想を生み出したいと願いながら、モローやルドンの絵を好んでみてきたのだが、幻想を生み出す力が無いのではなく、現実の直視を行なっていない自分に、幻想なぞ生み出せるわけはないのだ。
日々の生活に迷える自分にとって、この言葉はとても励みになった。



不意に、「コーヒーカップを正確に描ければ、あとはどんな物でも描くことが出来るだろう」と言う、心の師匠の言葉を思い出した。

心に触れるというか、様々な思いを思い出させてくれた、良い展覧会だった。


5/20哲学者の密室/笠井潔
哲学には興味はあるが、自分で学んだことはない、そんな自分に「死」について、こんな風に考えた人も入るんだと言うのを紹介してくれた一冊だ。

話は、推理小説の形を取っているが、その中で様々な思想を持つ人間の軋轢と葛藤を鮮やかに描き出した作品だったと思う。

この本は大学生のころに購入してほっていた1冊だが、当時読んでいるとどんな感想を持っただろうか?、今と変わらないかもしれないし、別の解釈を行なったかもしれない、哲学についてもう少し知ってから読むとまた感想も変わるかもしれない。
いろんな意味において深い1冊だと思う。


5/19依頼人は死んだ/若竹七海
好きだった頃の文章のキレと主人公の感情のブレが読んでいて、心に響くものがあった。最後は謎を残したまま終わる感じだったけど、脇役含めてよいキャラが多かったので、また何かの形で続きが読みたいなぁ。

5/18八ヶ岳「雪密室」の謎/合作
話は、各作家が結構砕けた感じの文章でおもしろかったです。 ただ、買う前に注意しなかった自分も悪いが、結局なんだったのというのが正直なところ、あれで1300円取るのは反則だと思う。 Webの企画かなんかで無料参加形式にすべきだったと思う。

5/12/東京国立博物館


4/28名古屋港水族館
ウミガメがいっぱいいて、楽しかったよ。
しかし、ペンギン舎が改装中で、ペンギンたちにあえなかったのは、残念残念。


4/28東山動物園
いつもと変わらぬ、東山、楽しいですね。ここは。
メダカもいつもと変わらなかったよ。


4/8エジプト文明展/大阪現代美術館
東京国立博物館で見損ねた、エジプト文明展を見てきました。
会館前に行ったのですが、既に人が結構並んでおりました。チケットは阪急電車の駅で購入済であった為に10分ほどで中に入る事が出来ました。

会場が広いおかげと、作品に大柄なものが多い関係で、ゆったりと、展示品を見る事が出来ました。
どれも細工がすばらしく、人間の感性や、技術ってそんなに進歩してないなと思わせるものがありました。

余計なものが判るようになった分、生きづらい世の中なのかもと思ったが、ピラミッドの石を運ぶ奴隷になるのはやだなとも思った。

それにしても、万博公園は広すぎです、全部は歩けませんでした。それでも、間近で見た太陽の塔と桜は見事でした。


3/31ルノアール展/ブリジストン美術館
ルノアールの持つ上品さが良く伝わってくる展覧会でした。
照明も明るめにしてあったし、会場前には人がたくさん並んでいましたが、多少の入場制限をしていたようで、会場内はギュウギュウでも無かったです。
少し待てば、作品を目の前で鑑賞できるレベルでした。

作品は、初期から晩年まで、バランスよくそろえられており、非常に見応えのある展示だったと思います。

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3/16鴨居 玲展
二つの鴨居展を梯子してきました。

「鴨居 玲と羊子展」/さんちかホール

三宮駅地下のさんちかホールで、無料でみることができた。
場所が開放的な雰囲気だったので、玲氏の暗い絵もそんなにおどろおどろしくはなかった。
羊子氏の、開放的な絵が場所にはマッチしていたと思う。
玲氏の教会を描いた絵を初めてみて、こういう絵も描いていたんだと、驚いた。人物画はいつものタッチだった。、
全く違う個性の二つを同時に並べてあり、少々面食らった。
しかし、両方ともに素晴らしい絵だった。


鴨居 玲展 没後15年 一期は夢よ / 大丸ミュージアムKOBE

「一期は夢よ」のタイトルが付いた、鴨居 玲の作品展、場所が歴史ありそうな大丸のギャラリーと言うことで、会場に足を踏み入れる前から、少々、重い空気が漂っているような気がした(単なる自分の気負いか?)。

会場に足を踏み入れると、「私」という、白いキャンバスの前に座り込む、鴨居を描き出した、大判の絵が迎えてくれた。この一枚で、ドーーーンと、世界に引き吊り込まれる気がした。
その後、鴨居の内面的世界を、手探るですすむような感じがした。時に絵に近寄りがたく、少し離れて進んでいながら、90度のコーナーに詰まって方向転換をしようとすると、間近に絵が迫ってきており、ぎょっとした。

その中で、ひときわ輝きを放っていたのは、「望郷を歌う」という絵だった、印刷では絶対に表現しようのない、「グリーン」といえるかどうかは解らないが、分類上は「緑」という色なのだろうが、そのどれにも分類したくなくなるような色により浮かび上がる、力強く歌う人物。絵の前を離れるのが嫌になるような絵だった。

「教会」、「ゲームに興じる人々」などの、鴨居が数多く書いたモチーフはどれ一つ同じものはなく、見ながら心をはなさない作品群だった。印象深い絵ばかりで、ため息がでるばかりだった。ほんとに、いい絵が多かったです。

会場内をぐるぐる五周位したと思う。きりがないので、最後に「望郷を歌う」を見てから会場を出た。売店に売っていた、38,000円の作品集が無性に欲しくなった。

「鴨居 玲と羊子展」看板
「鴨居 玲展 没後15年 一期は夢よ」看板


3/3土器の造形/東京国立博物館
縄文から弥生の土器の変遷を見る事が出来ました。土器いっぱいすぎて、何が何やら、でも地方毎の特色があって、非常に面白かったです。
それにしても、人が少なかったですねぇ、土曜日なのに、・・・・・って感じでした。

それよりも、本館に常設展示にあった。「高幡不動」の不動様と童子の像が凄かったです。修復作業完了のご褒美で、展示されているみたいでした。
けっして、形は整っていないけれど、造った人の、情熱というか、意気込みがヒシヒシと伝わってくるような像でした。

あと、「御所人形」と、「麗子」の二つは外せないですね。判る人だけ判るネタです。

東洋館&法隆寺宝物館は、いつもと変わらぬ佇まいで、表慶館は、謎の現代アートに侵食されていた。お昼は定番の精養軒。ほんとにここは1日いれる場所ですね。
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3/3鑑真和上展/東京都美術館
鑑真和上、中国から帰ってくる途中に、亀に助けられた逸話から、亀を非常に大事にするそうで、その話だけで、良い人鑑真って感じですね。
展示されていたので印象的だったのは、巨大な仏頭。目が片方潰れていたり、耳がかけていたりしていたが、なんとも言えない眼差しでこちらを見ていた。
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3/2東京国際フォーラム
国際フォーラム、なんだかんだと文句を言われる日本の巨大建造物の中では、まずまずのものだと思う。
学生さんのリクルートシーズンで、会議室のほとんどが試験会場でした。
学生時代はリクルーターを経験した事の無い自分には、ちょっと新鮮な光景でした。その代わり転職のときに一度ここの会議室で試験を受けましたがね。その会社とは縁が無かったです。

昼過ぎから夕方にかけて、ぐるっと徒歩で一周回って、お茶をして、のんびりした時間を過ごしました。

それにしても、一緒に行ったF嬢に騙されて、ホテルにコートを置いていったら寒くてたまらなかったよ。くそぅ、昔散々しょうもない嘘でからかった反撃を受けているようだ。

それにしても、このくらいの無駄を許容できる民族でありたいと思う。


3/2ニコライ堂
いつも傍を通って、外観を眺めるだけでしたが、一緒に行ったF嬢の勧めで、初めて中に入りました。

月曜から金曜日の朝から夕方までは自由に拝観できるようです。寄付が「概ね300円」という曖昧な表記に戸惑いつつも払いまして、説明と、蝋燭をもらって、中を見る事が出来ます。

正教らしく、中は荘厳で、様々な装飾品がありました。
その手の絵や、工芸品が好きな人は一度行っておいて損はないでしょう。


3/2ロシア・アヴァンギャルド展/東京庭園美術館
美術愛好家友達のA嬢の勧めで、久々に庭園に足を踏み入れました。

展示は、ロシアが革命を経て、自由な時代の文化から、社会主義時代の画一的な文化へのロシアの変遷を見る事が出来ました。
自由な時代はほんとに伸びやかで、ゆったりとした雰囲気、かつ実験的な作品を見る事ができ楽しかったのですが、その後、社会主義の名のもとに文化統制が行われた時代の作品はつまらなくなる一方だった。
権力者による文化統制の時代ほど、芸術がしょーもなくなるんのだなと改めて思った。

庭園の庭は、梅が咲いていて綺麗でした。池には鴨がいて、芝生には猫がいる。ほんとにまったりした場所です、ここは。
寒くて、隣の自然博物園には行けなかった。
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2/11トゥールーズ=ロートレック展/東武美術館
ロートレックの絵をポスター以外でシミジミ見るのははじめてだったと思う。アカデミックな前期の絵や、素描など、私の知らないロートレックがそこにはいた。
素描のタッチを見る限り、ほんとにこの人は地力のある画家だなと認識を新たし、もっと他の絵も見てみたいと思うようになった。

東部美術館は、これでお終いのようで、非常に残念です。
かなりの回数を通った、思い出深い美術館の一つで、空間的にも広さも適度で、天井も高く、ライティングもまずまずの良い館でした。
今回も、館の隅々をじっくりと眺めてきました。

このロートレック展は非常に人が入っていました。今までは内容の割には人が入っていない印象が強かっただけにちょっと以外だった。これは終了効果であれば、皮肉以外の何物でもないだろう。
もっと日常的に、この美術館を愛してほしかったと思う。

壁一面に張り出された、企画展の宣伝ポスターを見ると、ちょっと寂しくなりました。良い展示を一杯してる美術館だっただけに、ほんとに残念です。
学芸員さんや、所蔵作品には、良い受け皿がある事を祈っております。

建物1
建物2
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1/28ベルギーの巨匠5人/伊勢丹美術館
大好きなベルギーの画家さんを一度に見れるということで、楽しみに行ってきました。日曜の午後と言うこともあり、結構な人出でした。
ベルギーの画家さんの絵って、厳しさとユーモアが同居したようなのが多くて好きなんですが、今回来ていた画家と絵画もそういうのが多かったと思います。

マグリットは少々ハズレ、デルボォーは、すっごい良かったですね。
あと、アンソール、の絵が印象的でした。


1/21ハインリッヒ・フォーゲラー展/東京ステーションギャラリー
この方も激動の時代を生きたんだなぁというのが絵から伝わってき、初期の印象派のような絵から、挿絵、抽象絵画まで、様々な表情が絵から溢れているようでした。
他にも、建築や、食器のデザインなど、非常にマルチな才能を持った人なんですね。印象派っぽい絵だけ知ってたんで、意外でした。

なかでも、イコンのように画面分割した絵が、色も鮮やかで印象的でした。他には、自画像がとても印象的でした。

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1/9Book 鵺姫真話/岩本 隆雄
岩本氏の10年ぶりの新作だそうで、実家に帰省してるときに、何気なく本屋で購入して、本日一気読みで、読了しました。

SFなんですが、小気味良い文章でとても読みやすく、読後感も良かった。ラストに迫るにしたがって、なぞが解けていく、そしてハッピーエンドに向かっていく、それを見事に纏め上げてると思いました。

この本の作者の前作、「星虫」を読んだのは、高校生のころだったと思う。文章から映像が連想されて、いまでも頭にイメージが残っている数少ない本だ。

次は、「イーシャの船」これも本書といっしょに購入したので、近日読破予定。「星虫」も改訂されてるみたいなんで、探して読むかな。

それにしても、積読の量からして、さっさとその状態を脱出したいとは思う。


1/7神戸

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モデル随時募集してますんで、ギャラは無いけど、宜しくお願いします。


1/5倉敷美観地区

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1/5常設展/大原美術館
倉敷の大原美術館に行きました。出身地の隣県でありながら、足を運ぶのは、ほぼ初めてでして、新鮮な気分でした。

大原美術館は、倉敷の古町を再現した美観地区と言う場所の一角にあります。

ちょうど、行ったときには、「昭和25年ごろの展示風景」と言うのを再現しており、モロー、グレコ、モネ、などの作品が、所狭しと、展示室を埋めており、圧巻でした。

大原美術館のモローは実物をはじめてみたのですが、思っていたよりも版が大きくて、緻密で、モローらしい色が出ていて、良い作品でした。

その他にも、器を集めた部屋、像を集めた部屋など、バラエティにも富んでおり、本当に楽しめました。

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