美術館散策記
1998.9/26
イタリアの光−クロード・ロランと理想風景/国立西洋美術館
国立西洋博物館の新展示場開館(新展示場建設は、100億円近くかけたらしい)記念の上記展示に行ってきました、新展示場は広くて天井も高くて立派な空間でした、そこに雄大な風景画が広がる様は、圧巻でした。
ロランの描く風景は、理想風景とは良く言ったもので本当に美しい風景でした、光の加減、雲の形、木の表情、朽ちゆく建物、画面全てに美しさがあふれていたと思います、風景だけに目を取られていると、見逃しそうですが、そこに描かれている人々も生き生きとして、自然な感じだったのも、絵を効果的に彩っていたと思います。
そんな中で特に印象的だったのは、「聖オフヌフリウスのいる風景」という絵で、悪魔がオフヌフリウスを誘ってどこかへ連れていこうとしている場面が描かれているのですが、風景は風景としてきちんと描かれているのですが、その画面の所々に悪魔がいたのですが、それを探すのも楽しかったです。
非常に展示点数も多く、素描まで飾ってあったのは、驚きでした、ロランの創作風景の一端を垣間見たようで感動しました。
展示方法・展示点数・図録など、全体として非常にレベルの高い展示だったと思います。
常設展示もすべて復活していました、ロダンの彫刻にも久しぶりに会ってきました、充実した宗教画も懐かしかったです。
それと、庭に”地獄の門”が復活しかかってました、昔は芝生の上にあったのが、コンクリートの上になってしまったのは少々残念でしたが、早くのこりの彫像も復活して欲しいですね。
右横の赤い足場は、復活中の”地獄の門”
1998.4/29
常設展
久々の西国(国立西洋美術館)に行ってきました、改装後ですが、ひそやかに常設展示をしていました。当然人もそんなにいなくて、じっくりと大好きな作品達との再会を楽しみました。G・モローの2点、クールベの「ジプシーの少女」等、良い作品は本当に色あせること無く、美しいままでほっとしました。
藤田嗣治の人物画が、新たに収蔵されたものが展示してあり、最近、藤田画伯によく出会うなと思いました。
また、同美術館はモローの絵を新たに手にいれたようですが、展示はありませんでした。ミュージアムショップには、商品がでていたので見ることが出来なかったのはすごく残念でした。
ALL TEXT BY Ciel(S.Ishida)