笠間日動美術館&笠間近辺


1998.10/18佐伯祐三展
昨年末、東京国際フォーラム、今年のG/Wには、大阪で「佐伯祐三」の展覧会を二回見逃して、佐伯は各近代美術館で散発的に見るか後は図録などで見る程度だったので実物を大量に見れるということで、今度こそはと期待して笠間まで行きました、その結果は満足でした。

展示は作品の時代順に並べられており、佐伯の作品群を時代毎に見ることができました、絵の中に彼の見た、彼の求めた街の風景が凝縮されていたともいます、歪んだ木々や建物、顔のない路地を歩く人を見ていると自分もそこに立って街を見ているような、そんな錯覚におちそうになる。暗い空のイメージが強い佐伯の絵にあって、時折見せる青い空が、佐伯とはこんな空も描ける人だったんだなと新たな一面を見た気がしました。
今回の展示で一番気に入ったのは、「サン・タンヌ教会」でした。路地とその奥にに佇む黒塗りの教会がとても印象的な一枚。
作品点数・展示方法、満足のいくものだったと思います、でも気になる点もいくつか、何故か一番最初の部屋だけガラスの仕切版によって絵が仕切られていたこと、絵に触れられたくないのならば、ガラス入りの額を用いれば良いと思うので何とも解せない処置でした。作品を見ている時、ガラスに自分や他の見学者が映って非常に残念でした。後、企画展示場の所々にあるブロンズ像ですね、突如全然違う世界がポットあらわれるのは残念です、できれば撤去していただけるともっと作家の世界に浸れることと思います(少々残念のはずが長い。)。

他には常設展も見てきたのですが、日本館にあった、鴨居玲のコーナーが無くなっていたのは残念でした(最近とことん、暗寒趣味だと思う)、でも一枚だけ飾ってありました、私がもっとも印象的だった一枚とは違っていたはずですけど。
フランス館には、大好きなエルンストの「夢創りの達人」もありました。
館の呼び方が変わったようですが、今一センスナッシングのような気がします。

それにしてもここは広いですね、全部で三時間くらいかかったと思います、ろくろをやった後だったので、余計にしんどかったです。



1998.10/18ろくろ体験/笠間工芸の丘
笠間工芸の丘というところで、ろくろを回してきました、これが非常に面白い、ろくろを回しているときは本当に集中していて(集中していないと、形が崩れます。)気持ちのいいほどでした、回る粘土をじっと見つめて思い思いの形に加工する、思い通りいくこともあれば、崩れてしまうこともある、約1時間半程度の体験時間であるが気合いを入れれば5,6個程度の作品は初心者でも造ることができる(私もそのくらい造った)、指導員の方は丁寧に指導してくれるし、土を触ることの喜びみたいなのを感じることができる、昔泥遊びをやったことのある人にとっては懐かしい体験にもなると思う、はっきり言って病みつきになりそうです。
ああ、ろくろを回したい。

料金は、体験料が2000円(夜間3000円)、焼きが、サイズによって異なるが、800円から1500円とかかります、これは是非一度体験して欲しいです。


1998.4/25木村武山展

茨城県のJR笠間駅からバスで約8分(徒歩だと、20分くらいです)の場所にある笠間日動美術館の同展に行ってきました。

笠間日動美術館 表札
笠間日動美術館 外観

企画展示が、木村武山展でした、院展100年で気になった作家だったので、今回笠間で企画展があるということで、足を運んでみました。
木村武山の絵は、赤系の色が本当に素晴らしくて見ていて引き込まれそうになります、又、大作が多いのも特徴ですが、大作も破綻無く書き上げてしまうところはさすがな気がしました。 そんな中で印象に残った物は、「日本武尊」「龍」
龍は最近、川端龍子、横山大観等を見てきたのですが、どの画家もそれぞれに特徴があって見ていて楽しかったです。

館はとっても辺境にある美術館ですが、竹林と緑に囲まれた本当に美しい場所です、竹林は、竹の子がいっぱい生えてきていて、ちょうど雨上がりだったのですが、「雨後の竹の子」とは、まさにこのこといった、風景を見ることができました。歩道のアスファルトを突き破って出てきているのには、驚きました

また収蔵内容は、野外彫刻として柳原義達「道標−鴉」、絵画では、マックス・エルンスト「夢創りの達人」、佐伯祐三、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、ルネ・マグリット、オディロン・ルドン「横顔の女」など本当に素晴らしい作品がありましたです。

木村武山展、常設展ともに、図録を購入したのですが、版は小さいものでしたが印刷は本当に良かったと思います、両方とも2000円しましたが、価値ある図録だと思いました。




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